11月に入ると、スーパーの売り場には鮭や白菜、みかんなど、秋から冬の食材が一気に並びます。でも、仕事帰りに売り場の前に立つと、何を選べばいいのか迷ってしまうことはありませんか。
- 11月は何が旬か分からない
- いつも同じ食材ばかり買う
- 乾燥も冷えも気になる
- 体にいいものを手早く選びたい
この記事では、スーパーで買える11月の旬の食材を、魚・野菜・果物に分けて紹介します。疲れた日、冷える日、乾燥が気になる日の目的別の買い物リストもあるので、今日の買い物の目安にしてみてください。
11月はどんな季節?

11月は、秋から冬へと季節がバトンタッチする時期です。昔から、季節ごとに体が必要とするものは違うと考えられてきました。日が短くなり、気温が下がるこの時期は、外に広がっていた力が内側へ向かう時期です。体も、内側を温めて守る食事が合う季節なのです。ここでは、11月がどんな季節なのかと、どんな食材が旬を迎えているかをみていきましょう。
秋から冬へ移る時期
暦の上では、毎年11月7日ごろの立冬から冬が始まります。その前の約18日間は秋の土用と呼ばれ、季節の変わり目にあたる時期です。
昔からの考え方では、土用は胃腸をいたわる時期とされてきました。かぼちゃやさつまいもなど、甘みのある食材は胃のケアに活用したい食材です。
11月のはじめは、やさしい味のものを選んでみるのもいいですね。
乾燥と冷えが重なる
昔からの考え方では、秋は乾燥、冬は冷えが体に出やすい季節とされています。秋はのどや肌のカサつき、冬は手足や足腰の冷えが気になりやすくなります。
11月は、その両方が重なる時期。身体の声や状態に耳を傾けながら、うるおす食材と温める食材をバランスよくとりいれてみましょう。
このあと紹介する目的別の買い物リストも、この考え方をもとにまとめました。
旬が体を助けてくれる
旬の食材は、その季節の体に合う性質をもつと考えられてきました。たとえば、冬が旬のねぎやかぶには、体を温める性質があるとされています。
しかも旬の時期は、味がよく、値段も落ち着きやすいもの。体にもお財布にもうれしいのが、旬の食材です。
迷ったら、売り場にたくさん並んでいるものを手に取ってみてください。
魚で選ぶ11月の旬

11月の魚売り場では、脂ののった秋から冬の魚が増えてきます。主菜になる魚をひとつ決めると、ほかのおかずも決めやすくなるはずです。11月に選びたいのは、鮭、さば、牡蠣など。どれもスーパーで手に入りやすく、焼くだけ、煮るだけで食べられる手軽さも魅力です。ここでは、それぞれの特徴と、体へのうれしい働きを紹介します。切り身やパックで買えるものばかりなので、帰りが遅い日でも気軽に選べますよ。
鮭は買いやすい定番
鮭の旬は、9月から11月ごろ。体を温める性質があり、元気を補う食材とされています。
切り身で売られていることが多く、焼くだけで主菜になる手軽さがうれしいところです。私も作り置きでは、鮭を主菜にすることがよくあります。
冷凍もしやすいので、まとめて買っておくのもおすすめです。
さばは手軽な青魚
さばの旬は、10月から1月ごろです。鮭と同じく体を温める性質があり、元気を補い、胃を健やかに保つ食材とされています。
生の切り身のほかに、塩さばやさばの水煮缶でも、手軽に取り入れられるのがさばの強み。
缶詰なら、そのまま汁物や炒めものに入れるだけで一品になります。
牡蠣は冬の入り口の味
牡蠣は11月ごろから旬を迎え、3月ごろまで楽しめる食材です。体を温めも冷やしもしない、やさしい性質とされています。
昔から、うるおいと元気を補う食材として親しまれてきました。乾燥が気になり始める11月に、ぴったりの食材です。
鍋に入れたり、ソテーにしたりと、しっかり火を通して楽しみましょう。
野菜で選ぶ11月の旬

11月は、野菜売り場がいちばんにぎやかになる季節です。ねぎや白菜、大根など、鍋や汁物に使いやすい野菜がそろってきます。野菜は、体を温めるものと、やさしいものを組み合わせるのがおすすめ。ここでは、11月に選びたい野菜を、性質や使いやすさで4つのグループに分けて紹介します。副菜や汁物の材料を選ぶときの参考にしてみてください。カット野菜や少量パックを選べば、ひとり暮らしでも使い切りやすくなりますよ。
温めるねぎとかぶ
ねぎとかぶは、どちらも11月から旬を迎える野菜です。体を温める性質があり、冷えが気になる日に選びたい食材とされています。
かぶには、胃腸を元気にしてくれる働きもあるといわれています。ねぎは汁物に、かぶは煮ものやスープに。入れるだけで、手軽に取り入れられますよ。
かぶの葉も、細かく刻んでみそ汁に入れると、むだなく使えます。
使いやすい白菜とブロッコリー
白菜とブロッコリーは、11月から旬を迎える使いやすい野菜です。どちらも体を温めも冷やしもしない、やさしい性質とされています。
白菜は、胃腸を健やかに保つ食材ともいわれています。鍋やスープに入れると、かさが減ってたっぷり食べられるのがうれしいところ。
ブロッコリーは、小房に分けてゆでておくと、お弁当や付け合わせにすぐ使えて便利です。
ほくほくの里芋と長芋
里芋と長芋は、どちらも秋から冬が旬のいも類です。体にやさしい性質で、元気を補う食材とされています。
長芋には、うるおいを助ける働きもあると考えられてきました。里芋は煮もので、長芋はすりおろしたり焼いたりと、食感の違いも楽しめます。
里芋の皮むきが手間なら、冷凍の里芋を使うのもひとつの方法です。
ほうれん草と大根は加熱で
ほうれん草と大根も、11月から旬を迎える野菜です。どちらも、体を冷やしやすい性質をもっています。
ほうれん草はうるおいを、大根は消化を助けるといわれています。冷えが気になる人は、加熱して食べると安心です。
大根はみそ汁や煮ものに、ほうれん草はおひたしやスープに使いやすいですね。
果物で選ぶ11月の旬

11月は、みかんやりんごなど、なじみのある果物がおいしくなる季節です。果物は皮をむくだけで食べられるので、疲れて帰った日のデザートにもぴったり。ただし、果物には体を冷やしやすいものも多いので、選び方を少しだけ知っておくと安心です。ここでは、11月に選びたい果物を、香りを楽しむもの、毎日の定番、食べすぎに気をつけたいものに分けて紹介します。食後にひとつ、旬の果物を添えてみましょう。
みかんとゆずの香り
みかんとゆずは、11月から店頭に並び始める冬の果物です。みかんは、体を少し冷やしやすい性質をもつ果物。
ゆずは、実は体を冷やしやすく、皮は体を温める性質があるといわれています。皮を少し刻んで、汁物や鍋にのせると香りも楽しめます。
さわやかな香りは、気分転換にもなりますね。
りんごは毎日の定番
りんごの旬は、10月から1月ごろです。体を温めも冷やしもしない、やさしい性質とされています。
昔から、のどのかわきをうるおす果物として親しまれてきました。乾燥が気になる11月に、毎日でも取り入れやすい果物です。
皮ごと切ってそのまま食べても、レンジで温めて焼きりんご風にしてもおいしいですよ。
柿とキウイは食べすぎない
柿とキウイも、11月においしくなる果物です。どちらも、体を冷やしやすい性質をもっています。
冷えが気になる日は、少量にとどめるのがおすすめ。食べるなら、温かい飲みものと一緒にとると安心です。
その日の体調に合わせて、ほかの果物と選び分けてみてください。
目的別の買い物リスト

ここまで紹介した旬の食材を、目的別の買い物リストにまとめました。スーパーで迷ったら、今日の自分の体調に近いリストを見てみてください。全部をそろえなくても、ひとつ選ぶだけで十分です。疲れをとりたい日、体を温めたい日、うるおいがほしい日の3つに分けているので、その日の気分で選べます。スマホで開いて、買い物かごを持ちながら見るのもおすすめ。旬の食材を知っておくと、売り場を見る目も少し変わってきますよ。
疲れをとりたい日
仕事で疲れがたまっている日は、元気を補う食材を選んでみましょう。
- 魚:鮭・さば・牡蠣
- 野菜:里芋・長芋・にんじん
主菜に鮭かさば、副菜にいも類をひとつ選ぶだけで、買い物はすぐ決まります。にんじんも、10月から1月が旬の使いやすい野菜です。
体を温めたい日
手足の冷えが気になる日は、体を温める性質の食材が頼りになります。
- 魚:鮭・さば
- 野菜:ねぎ・かぶ・生姜
- 果物:ゆずの皮
ねぎと生姜は、いつもの汁物に足すだけで取り入れられます。生姜は、9月から11月ごろが旬の食材です。
うるおいがほしい日
のどや肌の乾燥が気になる日は、うるおいを助ける食材を選んでみてください。
- 果物:りんご・みかん
- 野菜:長芋・ほうれん草・れんこん
- 魚:牡蠣
れんこんは10月から2月ごろが旬で、体を冷やしやすい性質があります。れんこんとほうれん草は、加熱して食べるのがおすすめです。
旬の食材の取り入れ方

旬の食材を選んだら、あとは毎日の食事に取り入れるだけ。といっても、新しい料理を覚える必要はありません。いつもの食事に、旬の食材をひとつ足すだけで十分です。ここでは、汁物、買ってきたもの、作り置きの3つの場面で、旬の食材を取り入れるアイデアを紹介します。料理が得意でなくても、帰りが遅い日でもできるものばかり。できそうなものから、気軽に試してみてください。
汁物に旬をひとつ足す
いちばん手軽なのは、いつもの汁物に旬の野菜をひとつ足す方法です。インスタントのみそ汁やスープでも、十分に使えます。
- ねぎを刻んでのせる
- かぶを薄切りにして入れる
- 白菜を小さく切って煮る
- ゆずの皮を少しのせる
刻んで入れるだけなので、包丁を使う時間は数分ほど。温かい汁物は、冷える11月の夜にもうれしい一品です。
買ってきたものに一品足す
料理する元気がない日は、買ってきたお惣菜やお弁当に、旬の食材を一品足してみましょう。
- さばの水煮缶をそのまま一品に
- ブロッコリーをレンジで温める
- 食後にみかんやりんごをひとつ
切るだけ、温めるだけでも、旬はしっかり取り入れられます。完璧にそろえなくても大丈夫ですよ。
作り置きに旬を混ぜる
作り置きをする人は、いつものおかずに旬の食材を混ぜてみるのもおすすめです。
たとえば、きんぴらにれんこんを足したり、煮ものに里芋や大根を入れたり。材料をひとつ旬のものに変えるだけで、季節を感じる作り置きになります。
週末に少しだけ作っておけば、平日の夜も旬の食材を楽しめます。
まとめ 11月は旬を選ぶ買い物

11月は、乾燥と冷えが重なる季節です。旬の食材を選ぶだけで、体をいたわる毎日に近づけます。
- 11月は秋から冬への変わり目
- うるおす食材と温める食材を両方
- 魚は鮭・さば・牡蠣
- 野菜はねぎ・かぶ・白菜・里芋など
- 果物はみかん・りんご・柿など
- 冷やしやすい食材は加熱や少量で
今度の買い物で気になる旬の食材を見つけたら、気軽にひとつかごに入れてみてください。旬は地域や年によって少しずれるので、売り場にたくさん並んでいるものを目安にすると選びやすいですよ。
ときには自分にもやさしく。旬の食材を選ぶのも、自分のために。このブログでは、これからも選んで整う毎日のヒントをお届けしていきます。

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